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【読書感想文】3秒で心をつかみ10分で信頼させる聞き方・話し方(小西美穂 著)。コミュニケーション力を鍛えたい人必見!
私は、人とコミュニケーションを取ることが苦手です。
もはや苦手すぎて人と関わらない隠居生活をしたいと思ったことがあるくらいです。
しかし、一般庶民は社会に溶け込まないと生活できません!
そこで、コミュニケーション力を鍛えるために何冊か本を購入しました。
今日はそのうちの1冊である小西美穂さんの著書「3秒で心をつかみ10分で信頼させる聞き方・話し方」を読んだ感想を書いていきます。
3秒と10分という具体的な数字は置いておくとして、わかりやすい事例と噛み砕いた説明で進んでいくのでとてもわかりやすい本でした。
各界のエキスパート1,700人をインタビューしてきた小西さんの本だから、説得力のある内容になっています。
それでは、簡単な本の紹介と私の個人的な感想を書いていきます。
「3秒で心をつかみ10分で信頼させる聞き方・話し方」のあらすじ
報道記者でありニュースキャスターの著者が、1700人の各界のエキスパートから学んできた一流の人の会話術
引用:小西美穂著「3秒で心をつかみ10分で信頼させる聞き方・話し方」帯より
私は著者である小西美穂さんのことを知らなかったのですが、読売テレビで報道記者→ロンドン特派員→日本テレビ報道キャスターという経歴を持つ方だそうです。
限られた時間内でインタビューを行ったり、複数ゲストから話を聞きだしたりしないといけない過酷な仕事をこなしています。
この本には、様々なジャンルの方を延べ1700人相手にしてきた小西さんならではの「一流の会話術」が書かれています。
内容に踏み込んで感想を書きますので、ネタバレが気になる方は書籍を読んでから戻ってきてください…!
「3秒で心をつかみ10分で信頼させる聞き方・話し方」の感想文
「意識すれば」実践できるテクニックがまとめられている
本の中身は「初対面で人の心を3秒でつかむ方法」「聞く力の磨き方」「話す力の磨き方」という3つの章から成り立っています。
各章の中では、「意識すれば」日常で使えそうなテクニックが多く書かれています。
- 上手な相槌
- 会話中に相手の名前を呼ぶ
- 座る位置の工夫
- 相手が「話が長い人」「早口な人」「シャイな人」へのコツ
上記は一例ですが、具体例、時には失敗談も交えて解説されています。
語り口が優しく、とても読みやすいと思います。
各項目の後ろに3行程度のまとめが書かれていますので、後で読み返したときに振り返りやすいのも特徴です。
小西さんは通常の会話ではなく「限られた時間の中で」「視聴者が望む発言を相手から引き出す」といった「仕事としての会話」を多く行っている人なので、日常生活の会話では当てはまらないものがいくつかありました。
名刺交換など、ビジネスでの会話で役立てそうな項目が多くなっています。
ビジネスで会話するときに参考になるでしょう。
コミュニケーション成功の秘訣とは
コミュニケーション成功の秘訣については、この本の冒頭に書いてあります。
コミュニケーション成功の秘訣はズバリ、「ほんわか」。
「この人にまた会いたいな」と思わせる「ほんわか」の空気。
相手が心を開いてくれないと、良い答えが引き出せませんからね。
ビジネスにおいては事前準備が欠かせない
小西さんは「仕事」として延べ1700人もの人と会話をしているので、限られた時間で視聴者が望むような質問と相手からの答えを引き出さないといけません。
そのための事前準備を欠かさず行うそうです。
- 共通点を事前に調べる
- アドリブは準備するもの
例えば、上記のようなことが書かれていました。
特に、アドリブと思われることも事前に準備する…というのは「そこまでやるのか!」と驚きました。
ビジネスの場面では特に、事前準備が欠かせないということですね。
アピールが大切
もう1つ「なるほど…」と思ったのが、アピールについて。
小西さんはインタビューのときに、あえて「書籍に付箋を貼って」持っていくそうです。
これは「今日までにきちんと準備してきている」というアピールになるからです。
さりげなくアピールすることで、その後の相手の心の開きぐらいが変わるそうです。
これとは直接関係ないのですが、私の働く会社では様々なクレームを受けます。
多く聞くのが担当者の「連絡が遅い」「連絡がない」というクレーム。
担当者は動いていても、報告しなければ相手に伝わりません。
例えば「〇日にならないと結果がわからない」というケース。
担当者側からすれば「〇日にならないと結果がわからないし、〇日になってから連絡しよう」と思うかもしれません。
しかし、相手側からすれば「いつもらえるかわからない連絡を待っている」ことになるのです。
「〇日にならないとわからない」という事実を伝えないと、「担当者が動いてくれている」ということが伝わりません。
このケースで言えば、「私はあなたのために動いていますよ」ということをアピールしておいた方が良いということですね。
おわりに
冒頭に書いた通り、私は人と話すことが苦手です。
話したくないので、いつも聞き役となるように意識しています(笑)
今回ご紹介した「3秒で心をつかみ10分で信頼させる聞き方・話し方」では、著者である小西美穂さんの向上心の高さ・プロ意識の高さが垣間見えて、とても勉強になる内容でした。
本の帯にある通り「一流の人の会話術」である聞き方・話し方が学べます。
コミュニケーション力を鍛えたい人におすすめしたい1冊です。