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【読書感想文】天才はあきらめた/山里亮太
南海キャンディーズ 山里亮太さんの著書「天才はあきらめた」。
私は山里さんのファンとか、お笑いファンだとかいうわけではありません。
でも、山里さんの言葉選びが好きなのでTwitterをフォローしています。
先日、山里さんがとある本屋さんで著書にサインをしたとツイートが。
たまたまその本屋さんの近くにいたので、サイン付の本をGETしたというわけです!
今回は、山里亮太さんの著書「天才はあきらめた」を読んだ感想文を公開します。
あらすじ
「自分は天才にはなれない」。そう悟った日から、地獄のような努力がはじまった。嫉妬の化け物・南海キャンディーズ山里は、どんなに悔しいことがあっても、それをガソリンにして今日も爆走する。コンビ不仲という暗黒時代を乗り越え再挑戦したM-1グランプリ。そして単独ライブ。その舞台でようやく見つけた景色とは――。2006年に発売された『天才になりたい』を本人が全ページにわたり徹底的に大改稿、新しいエピソードを加筆して、まさかの文庫化! 格好悪いこと、情けないことも全て書いた、芸人の魂の記録。《解説・オードリー若林正恭》
引用:山里亮太著「天才はあきらめた」カバーより
カバーの裏に書かれていたあらすじを引用しています。
あらすじの通り「地獄のような努力」と「怒り・悔しさ」を原動力にして爆走しまくるエピソードが素晴らしすぎます。
ネタバレ有りの感想文を書いていますので、気になる方は先に書籍を読んでください。
山里さんの原動力は怒り・嫉妬・悔しさ
私の中では、南海キャンディーズの山里さんは「咄嗟に出てくるワードセンスが素晴らしい人」というイメージです。
私は山里さんのファンではないしお笑いにもそんなに詳しくないので、ファンの方から見て変な感想だったらごめんなさい。
読む前にしくじり先生を見ていたので、内容はなんとなくわかっていました。
ただ、文字になった言葉として見ると、しくじり先生を見たときとはまた違う感想を持ちました。
山里さんは本当にストイックです。
怒りをエネルギーにして突っ走る。
誰にでもできることではありません。
著書の中では、南海キャンディーズを組む前のコンビのとき、事務所に仕事のオファーが来ていたのに事務所が断っていることが発覚した。事務所から言われた理由は「素人だから」…ということが書かれていました。
…酷すぎませんか!?
私だったら確実に心折れてますね。
怒りで事務所の人に噛みついてしまいそうです。
自力でオファーを掴んでいたんですよ!?
努力で勝ち取ったオファーだったのに、事務所が潰してたなんて。
しかしそこは山里さん。
ここでぐっとこらえてノートに書き殴り、成功のためにひたすら努力し続けました。
そして、少しずつ貯め込んだ自信を総動員して奮い立たせる。
並大抵の精神力じゃないよ……。
第4章「有頂天、そしてどん底」は、読んでいて私も辛くなりました。
努力家で真面目一筋、お笑いに取り組んでいた山里さんだからこそ感じるプレッシャー、焦り。
この本の冒頭には「ピザの話」がありました。
最初に読んだときは、意味がわかりませんでした。
でも…。4章の終わりでこの話に戻ってきたとき、心が苦しくなりました。
自分を責めて責めて責めて……
目の前が真っ暗。
「食事をするときは仕事のことを考えなくても良い」というマイルールを裏返せば、「仕事のことを考えないためには食事をすれば良い」ということになります。
山里さんは売れたのにプレッシャーを感じる毎日。ネタも思うように作れない。そして、M-1で決勝最下位という結果。
仕事のこと=お笑いのことを考えないために、無意識に食べてしまっていたのです。
こっちは読んでいるだけなのに、辛い思いが手に取るように伝わってきて泣けてきました。
もちろん、本人でないと辛さは100%理解できないので想像です。
山里さんは「人に恵まれてる」と表現していました。
私には、お笑い一筋で並大抵ではない努力をしたからこそ人が寄ってきていると感じました。
やっぱり、世の中で成功して活躍している人は普通じゃない。
自己分析も半端ないし、普通では考えられないくらい努力をしている。
努力の先に見えるもの
山里さんは尋常じゃない努力、怒りをエンジンにして突っ走るという常人ではできないことをし続けたからこそ、今の立ち位置を確立しているのですよね。
「天才はあきらめた」というタイトルが印象的。
私からしたら、山里さんは天才に思えます。
私は超凡人だからこそ、なりたい自分に近づくために、たくさん努力をしていかないといけないな。